(セ・リーグ、中日0-2巨人、8回戦、7日、バンテリンD)巨人は完封勝ちで連敗を2で止めた。阿部慎之助監督(45)は、119球4安打1四球6奪三振で今季初完封を飾った山崎伊織投手(25)を絶賛した。
「もうそれ(山崎伊の投球)に尽きます。最後(九回)も149キロ出ていた。もっと早めに出せよと思いましたけど(笑)。最後の力を振り絞ってよく投げてくれました。素晴らしい完封だった」
指揮官はうれしそうな表情で右腕をたたえた。「バロメーターのフォークがきょうは良かったので、まだ行けるなと判断して、最後まで行かせました」と分析。1点を勝ち越した七回1死満塁では代打を送らず打席に立たせ(結果は空振り三振)、「もう1点欲しかったけど、伊織にいかせて(次打者の)丸に託そうかなと考えていた。結果的に丸がいい四球を選んでくれた」と振り返った。山崎伊は「投手の1番の仕事だと思うので、すごい嬉しい。また次も頑張ろうと思います」と胸を張った。