(セ・リーグ、阪神0ー2広島、6回戦、広島3勝2敗1分、7日、甲子園)阪神が今季最多の観衆4万2606人を集めた中で、4度目の零敗。7回5安打で2敗目(2勝)を喫した村上頌樹投手(25)が中野拓夢内野手(27)の2失策から失点した。一回無死二塁で中野がゴロを弾き、1死後の中犠飛で先制点を献上。五回には中野のゴロ後逸後、2死から床田寛樹投手(29)、秋山翔吾外野手(36)の連打で、2点目を失った。打線は一、三回に今季2度目の「3番」に入ったシェルドン・ノイジー外野手(29)が併殺。七回2死満塁では代打・小野寺暖外野手(26)が遊飛、八回1死満塁では佐藤輝明内野手(25)が見逃し三振、森下翔太外野手(23)が二ゴロに倒れた。2位巨人と1・5差となった岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=16勝12敗4分、観衆=4万2606人)。
ーー村上に勝ちをつけたかった
「まあ、自責0やからなあ」
ーー粘り強く投げていた
「だからまだ行かせたんよ。あそこな。勝ち投手な、(自責)ゼロで負けたらな」
ーー六回に代打を出さなかった
「確率やなしに、そんなん代えられへんよ、あんなところで。そんなん。誰も用意してないよ」
ーー七、八回はチャンスだった
「あれ、ストライクか。なんか、ちょっと広かったなあ。近本のも簡単に見送ったヤツも」
ーー判定か
「判定ていうか、(八回1死満塁で見逃し三振の佐藤輝は)そらボールばっかり振っているバッターやからな。そらそうやで、選球眼のええバッターやったら、審判も人間やから、ボールいうかも分からんで」
ーーそう思われてる
「そうやんか、ボール振るバッターやから、そら人間やから審判も思いよるよ。こいつは絶対ボール振れへんてなればボールなるよ。機械じゃないんやから。そういう意味では味方に付けなアカンわ、審判も」
ーー八回に何とかしたかった
「そんなん当たり前やんか、何とかしたいのは。まあでも、(佐藤輝は)2球ファウルでも甘い球やからな結局な、アレ、ファウルにしとったらアカンわな。アレで仕留めとかなアカンわのう」
ーーカウント1―3の5球目とか
「のう。真っ直ぐも1、2、3で行けるようなカウントやしなあ。そういう意味では一球で仕留める、そういう場面やから。何球も粘って粘ってのアレじゃない場面やもんな。ああいうチャンスは一発で仕留めんとなあ、1スイングで」
ーー2点差で桐敷投入したのも勝ちに行く姿勢
「そら分からんから。打順的にもなあ、一番点入る打順やったしなあ」
ーー床田も負けられないと投げた
「でもよう投げさしたなあ。頭から代わると思ったけどなあ、八回は」
ーー続投してきた時はしめたと思ったか
「そら思うよ」
ーー中野も珍しい
「いや、シートかぶせた後は気いつけなアカンねん」